【みなと哲学サロン:入門】「人生の価値とは?」レビュー

先日終了の【みなと哲学サロン:入門】「人生の価値とは?」、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

参加者様の考えたい内容を手助けするような図書を紹介する場面もあり、ベテランの専門家が加わることで「哲学カフェ的」とはいえかなりアカデミックな方向に話も展開し、非常に楽しい会となりました。

今回参加いただいた大橋容一郎教授の発言を、一部抜粋致します。

「〔人生などの〕同じ物が同じ価値をもつとは限らないという御意見からすれば、価値は物件的なものではないでしょう。皆さんのお話を聞くと、価値は人間的で生き方に関わる「人格的」な何ものかだと考えておられるようです。そうだとすると、①物件ではない価値が「ある」というのは、どのように「ある」のでしょうか。②価値を「見出す」というのも、物を「見つける」のとはちがうとするなら、どうやって「見出す」のでしょうか。③人間や生き方を超えた絶対的な価値が「存在する」というなら、物件でも人格でもない「存在」があるのでしょうか。④価値の主観性、つまり誰の価値観なのかという問題が出ていましたが、「価値」と「価値観」とはどう異なるのでしょうか。」(話し合いはここから「価値性」の問題へと展開しました)

「価値の主観性にもかかわらず、なぜ共通の価値了解が可能なのか、も問題ですね。これはカントなど近代の「感性論(美学)」の基本問題でもあります。また、19世紀後半からの「解釈学」や「価値哲学」、「価値倫理学」などもこれを問うています。」

また、会の終了後、参加者の皆様からコメントをいただきました。一部を紹介させていただきます。

「哲学的に考える時間を持てること自体がとても恵まれているのだなぁと改めて思いました。主題は人生の価値だったのに人間の存在価値にずれて論じている自分に気づかされました。」

「普段、医療現場と言うかなり閉鎖的な社会にいるので、皆様の考えをお聞きして勉強になりましたし、もっと見聞を広めないといけないとも思いました。今後も機会があれば参加させていただきたいと思います。」

「象牙の塔にこもるのでなく、このカフェのように平易な言葉で語り合う場を積極的に展開してほしい。「坊主バー」人気を見るにつけ、「哲学」を必要としている人はほんとうはたくさんいるのではと思います。」

今後も有意義な会にしていきたいと思います。

ご関心をお持ちの皆様、是非ご気軽に【みなと哲学サロン】を覗いてみて下さい。

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